Fullfree のクラウドは? 「快適クラウド!」
Fullfree を使うと、5台までのパソコンでアクセス出来る顧客管理システムを無料で構築出来ます。電話着信時はすべてのパソコンに電話のあった顧客情報を自動的に表示出来ます。(CTIシステム)
6台以上での共有は、1台あたり月額540円(税込み)の有料スペースの購入で可能です。Fullfree のクラウドは低価格でありながら、快適さに特にこだわっています。その秘密について説明します。
快適さの秘密1:インターネット通信0(無制限のキャッシュ)
同じデータを何度もインターネットからダウンロードしないようにするキャッシュという技術があります。ブラウザを使ったクラウドサービスでは、キャッシュ出来るサイズがブラウザの制限を受けることになります。
Fullfree は Windows のデスクトップアプリです。通常の操作にブラウザを使わないためブラウザの制限を受けません。必要な情報はすべてキャッシュ出来るため検索時にインターネット通信が一切発生しません。検索結果は一瞬で表示されます。
検索条件をいろいろ変えながらデータを絞り込んでいくような場合、クラウドとは思えない快適さが体感できます。
快適さの秘密2:ブロック無しの連続データ入力(非同期処理)
データを入力する時、サーバーでの処理が完了するまで次の操作ができないことを同期処理と呼びます。これは沢山のデータを入力する時とてもイライラさせられる動作です。入力するごとに処理がブロックされるからです。
Fullfree では非同期処理です。入力したデータが確定しなくても次の行のデータが入力出来ます。同じデータを複数人で更新して不整合が起きないようにロックの機構を持っていますが、それも非同期処理です。操作をブロックするものは何もありません。
あたかもパソコン1台でエクセルを操作しているかのような快適さでデータ入力出来ます。
快適さの秘密3:更新ボタン不要(イベント通知)
インターネット通信の多くは、パソコンからサーバーに対する要求です。サーバーはパソコンからの要求に応えて応答を返します。サーバーのデータが更新されたかどうかはサーバーに要求を送らないと分かりません。
そこで、更新ボタンを押すことで要求を送ったり、要求を自動で定期的に送る方法があります。後者はポーリング処理と呼びます。いずれにしても、次の要求を送るまでの間、表示されているデータは最新とは限りません。
Fullfree のデータ更新は上記の方法ではありません。サーバーとの接続を維持し、サーバーからのイベント通知で更新を受け取ります。それにより、あるパソコンでデータを変更すると、即時に別のパソコンに反映されます。
常に最新データが表示された状態となっています。更新ボタンなどは不要です。
即時更新だと、自分が行を追加している最中に、別ユーザーによる追加が割り込んでくることが懸念されます。編集中に勝手に別の行が割り込んできたら編集しづらいです。
Fullfree では、編集を開始すると自動的に編集モードになります。行並びが固定化され、行の追加・削除のような行位置を変える更新は編集モードを終了するまで保留されます。
堅牢性は大丈夫?
非同期処理を行うには開発コストが増大します。イベント通知を行うにはランニングコスト(サーバーコスト)が増大します。それらを無料からの低価格で提供するには何かが犠牲になっていると思われるかも知れません。が、Fullfree では一切の妥協はしていません。
バックアップ体制も万全です。サービスを提供するサーバーは関東にあるのですが、バックアップサーバーは関西にあります。物理的に離れた拠点でバックアップすることで、一方のデータセンターが壊滅しても、もう一方が無事ならデータは守られます。
更に、そのぞれのデータセンターでは同じデータを3重コピーしてデータを守っています。つまり、計6重コピーになります。堅牢性も大丈夫です。データセンターはマイクロソフト社が運営しています。
バックアップ間隔は1日毎とかではなく、編集操作毎です。Fullfree のバックアップは非常に強力です。
→ バックアップ機能についてセキュリティに対する取り組み
通信の暗号化
世界で標準的に利用されている SSL/TLS と呼ばれる方式で暗号化して通信しています。バージョンは TLS 1.2 です。OS の機能を利用しているため、Windowsアップデートを行い OS は最新にしておいて下さい。
マイクロソフト社のクラウド
3大クラウド(※) である Microsoft Azure にデータは保存されています。99.9% 以上の時間において読み書きが保証されるマイクロソフト社のクラウドです。尚、Fullfree のシステム全体としてメンテナンスによるダウンタイムはありません。
※3大クラウドとは、マイクロソフト社 Microsoft Azure、グーグル社 Google Cloud Platform (GCP)、アマゾン社 Amazon Web Services (AWS) のことを呼びます。
暗号化してデータ保存
データは暗号化して保存しています。そのため、仮に Microsoft Azure のセキュリティが破られたとしても簡単にはデータは流出しません。
利用者の方が個別に Azure の契約をする必要はありません。無料スペースの Azure 費用には有料スペースの売上が充てられ、有料スペースの料金には Azure の利用料が含まれています。今後突然、無料スペースが有料化される予定はありません。
クラウドとは
クラウド(クラウドサービス)とはシステムの提供形態を表す言葉です。クラウドに対する言葉としてオンプレミスがあります。
クラウドではサービスの提供者側がサーバーを管理します。つまり、利用者はサーバーの選定・購入・管理などが不要です。クラウドとは「雲(cloud)」のことで、「インターネットという巨大な雲に接続さえすればサービスを利用出来る。」と言ったところでしょうか。
どんなサーバー構成になっていて、サーバーOSは何かなど知る必要はありません。詳細はまるで雲に隠れているかのようです。
これに対し、オンプレミスでは利用者がサーバーを管理します。オンプレミスは「敷地内に(on-premise)」を意味し、「サーバーを自社の敷地内に置き、自社でサーバーを管理する」ということになります。つまり、利用者でサーバーの保有・管理が必要です。
以上のような違いから、クラウドは月額や年額、オンプレミスは買い切り(+年間保守料)といった価格体系になるのが一般的です。そのため、オンプレミスだと導入するだけで多額の費用が掛かりますが、クラウドは月額や年額分の費用で気軽に利用開始出来るというメリットがあります。
ちなみに、「クラウドだからインストール不要は」違います。「クラウドだからサーバー管理不要」が正しいです。実際、クラウドストレージの Dropbox、パソコンにアプリをインストールしていませんか?
→ データ共有機能の使い方へ